社会保険（健康保険・厚生年金保険）における特定適用事業所の従業員数とは、その適用事業所の厚生年金の被保険者数の総数を指します。この被保険者数には短時間労働者は含みません。（共済組合員は含む）
具体的には、以下の法人または個人事業所が特定適用事業所となります。

①法人
同一の法人番号であるすべての適用事業所に使用される厚生年金保険の被保険者の総数が、12か月のうち6か月以上50人を超えることが見込まれる場合、特定適用事業所となります。
つまり、同じ法人番号であれば、支店や出張所などすべての事業所の被保険者数を合算して判断されます。
一方、同じグループ会社でも、法人番号が異なるのであれば、被保険者数は合算せず、それぞれの事業所の被保険者数で判断されます。

②個人事業所
適用事業所ごとに使用される厚生年金保険の被保険者の総数が、12か月のうち6か月以上50人を超えることが見込まれる場合、特定適用事業所となります。