一度は行かなきゃ!薩摩川内・さつま町穴場スポット
侮れない! 充実の展示内容
ご存知でしたでしょうか。
川内にこんな立派な歴史資料館があるのを。
大小路の交差点で国道3号線から267号線に折れると、ほどなく左側に「川内歴史資料館」の看板が見えます。指示に従って脇道に入ると、「こんなところにこんな立派な建物が!」と目を瞠ります。
取材にお邪魔した日はお休みだったにも関わらず、スタッフの方々にとても丁寧に対応して頂きました。
建物だけでなく、展示内容もなかなかの見応え。
展示室は、1階の導入展示、2階の第1展示室と第2展示室、屋外展示に分かれ、時代や場所、文化などのテーマによって紹介されています。
いやぁ、私自身は川内に住んで数年になりますが、知らないことだらけでお恥ずかしい・・・
川内川を中心に発達してきた薩摩川内市の様子が数々の展示物によってとてもリアルにイメージできます。
個人的に一番惹かれたのは、これまたリアルに復元された昔の民家。暮らしの中で作り出したり、使ってきた様々な道具から、当時の人々の生活ぶりに思いを馳せます。パソコンもスマホもない時代、家族と地域が社会の中心だったことでしょう。その道具ひとつひとつの素朴な味わいに不思議な懐かしさが感じられます。
川内と言えば「かっぱ」、地元では「がらっぱ」と呼びます。川内川周辺の地域には、河童にまつわる伝説が数多く残っています。そんな河童の仲間たちが歴史資料館にも展示されています。是非、探してみてください! そういえば、川内駅前や商店街、橋の上など、薩摩川内市の至るところに河童の像がありますね。新田神社にもいたような・・・
川内と言えば(その2)「大綱引き」! 毎年、秋分の日の前日に開催されるこの薩摩川内市の一大イベントは、島津義弘公によって関ヶ原の戦いの際に家臣団の士気を高めるために始められたとも言われる伝統行事で、鹿児島県の無形民俗文化財にも指定されています。川内歴史資料館には、この大綱の実物(一部)が保存されています。その迫力を感じてください。
隣接する「川内まごころ文学館」では、有島三兄弟や山本実彦など、薩摩川内市に所縁のある人物や彼等の作品の紹介、期間限定の展覧会など興味深い内容がぎっしり! 歴史資料館と併せて見学すれば、見応えじゅうぶんの観光コースになるでしょう。地元の方でもまだ訪れたことがないという人には是非オススメの施設です。スタッフも優しい人ばかりなので、お気軽にお越しください。
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(その日が国民の祝日に当たるときは、その翌日以降の休日でない日) 教育委員会が定める臨時の休館日 |
入館料 | 大人: 200円 (20人以上の団体は一人160円)
文学館共通券 小・中・高校生: 200円 (20人以上の団体は一人160円) ※土曜日・日曜日及び祝日の場合、小・中・高校生は無料
年間パスポート
文学館共通パスポート |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※多目的映像ホールで催しを行う場合は、21:30までご利用いただけます |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合はその翌日 ※館内くん蒸等により、臨時休館する場合がございます。 |
入館料 | 大人: 300円 (20人以上の団体は一人240円)
年間パスポート |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。