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より良い年でありますように おススメ初詣スポット

2024年初詣特集


爆発的な新型コロナウイルスも一応の終わりを迎え、これまでの日常が戻りつつあるこのご時世、初詣に行かれる方も増えることが予想されます。

 

初詣でお参りをすることに加えて、今年1年の運勢を占うべくおみくじを引く方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、そんなおみくじにまつわる小話です。

時は平安時代、天台宗の僧侶であった良源という人物が、観音菩薩様に祈念し、授かった五言絶句(五言四句)の偈文100枚がおみくじの原型になっていると言われています。

 

そのほかにも、平安時代よりも前に中国から入ってきた「天竺霊籤」を参考にして、良源がまとめた「元三大師百籤」がおみくじのもとになったという説もあるようです。

 

その後、江戸時代まで時が流れます。

日本では古来より、占いという行為を重要視してきました。傷を付けた獣骨を焼き、亀裂の入り方で先の吉凶を占う「太占(ふとまに)」、ある人の是非や正邪を確認するための神明裁判である「盟神探湯(くかたち)」など。

 

そんな中、祭政など国の重要な事項を神の意志によって占うために、くじを引くようになったと言われています。この「くじを引く」という行為が、現代のおみくじにつながっていったとされています。

 

では、どのように我々の馴染み深いおみくじへと形を変えていったのでしょうか。

さらに時代が進み、明治時代になると「神仏分離」の影響から神社と寺院で別々のおみくじが作られました。神社では仏教を起源としたおみくじが使えなくなったために、独自の体系で作り直されたようです。

 

また、神社でよく見かける朱色のおみくじ自動頒布機が作られたのも明治から大正時期だと言われています。この頒布機の登場もおみくじが広まった一因になっていると考えられます。

 

特に神社のおみくじは漢詩ではなく和歌を載せているため、寺院のおみくじに比べると分かりやすくなっているのも頷けますね。

徳川家三代まで仕え、厚く用いられた南光坊天海という人物が、日頃から帰依していた元三大師(良源)を夢枕で、『信州戸隠山の観音籤で信心して占えば、人の願いに応じて吉凶禍福を享受できるだろう。』というお告げをもとにして、戸隠山の観音籤(おみくじ)を取り寄せました。

 

経を唱えつつ、籤で占うと、将来のことが目に見えてわかるようになったという逸話も残っているほどです。

 

この観音籤は庶民にも影響を与え、世間におみくじがより広く伝わったものとされています。

このように、もともとは国家の行く末を占うものであったおみくじが様々な歴史をたどり、庶民にも広く親しまれることになりました。

 

吉凶を見て一喜一憂するだけでなく、それ以外の漢詩や和歌、個別の運勢までじっくりと見て、おみくじを余すことなく楽しんでみてみると、初詣もまた趣深いものになること間違いなしですね。

 

初詣で心新たに。今年もよい1年になりますように。

神代三山陵の一つである可愛山陵に隣接し、薩摩国一の宮として呼ばれた風格を今でも残す新田神社。薩摩川内市の初詣と言ったら、まずここでしょう。神亀山の山頂にある本殿近くまで車で行くことができますが、300段を越える階段にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。


住所:鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2

電話番号:0996-22-4722

社宝拝観要予約

無休

交通アクセス      

[車]川内駅から約10分

[電車]肥薩おれんじ鉄道上川内駅から徒歩約7分

駐車場:有

学問の神様として親しまれる菅原道真公を祭神として祀る藤川天神は、毎年、大晦日から三が日は大勢の初詣客で賑わい、また受験シーズンには合格を祈願する受験生や家族などで賑わいます。約300本の梅の木の一部が幹を地上に伏せ、その姿がまるで竜のように見えることから「臥龍梅」と呼ばれています。


住所:鹿児島県薩摩川内市東郷町藤川

電話番号:0996-42-0753

臥竜梅:2月中旬~3月上旬

交通アクセス

[車]川内駅から約35分

駐車場:有

知る人ぞ知る、国歌「君が代」の発祥の地と言われる入来町日之丸にある大宮神社。この神社の例祭において、入来独持の「入来神楽」を奏し、神舞を奉納しています。この入来神舞「十二人剣舞」の中に国歌「君が代」が朗詠されています。入来神舞は11月23日と大晦日の例祭に行われます。一度、奉納される舞を見てみてはいかがでしょうか。


住所:鹿児島県薩摩川内市入来町浦之名
電話番号:0996-44-2390
無休
交通アクセス
[車]川内駅から約25分

紫尾神社は秀峰・紫尾山のふもとに約1500年前に空覚上人によって創建された神社。拝殿の下から湧き出している山峡のいで湯と言われる紫尾温泉は、別名「神の湯」とも呼ばれています。400年も前から豊富にこんこんと湧き出ていて、渋柿も一晩漬けておくと渋みが抜けるという神秘的な温泉です。私も年末年始は必ず行っています!


住所:鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2164
電話番号:0996-59-3111
無休
交通アクセス

[車]出水駅から車で約30分
駐車場:有

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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