経歴・プロフィール紹介

大阪府高槻市で生まれ、全国各地で洋菓子の先生をされていたお父様の元、3人兄妹の長男として大阪、京都、埼玉と様々な土地で育つ。

ドラマ「スクール☆ウォーズ」世代で、中学高校はラグビー部へ所属。お父様の背中を見て育った影響か、成人後は上京しホテルのバーテンダーやフレンチなど洋食関係の仕事を経験され、料理の基礎を学ぶ。

31歳の時、お母様の出身である鹿児島にお父様が有限会社ル プレジールを開業し、お母様や妹さんの強い要望もあり、親孝行も兼ねてお父様の仕事を手伝う為、鹿児島に。お父様の元で未経験だったパティシエの勉強を一から始め、現在は代表取締役として薩摩川内市の魅力を伝えられるような洋菓子づくりをモットーに活動中です。

「事業協同組合 薩摩川内市企業連携協議会」に加入し、地元の雇用問題にも積極的に取り組む。

プライベートでは現在の職場で知り合った奥様と36歳の時に結婚。3人の男の子に恵まれ、わんぱくなお子さん達に囲まれた賑やかな生活を営み、たまにある休日の際は趣味のゴルフを楽しんでいる。

【最近の愛読書】『日本国紀』　著者：百田尚樹

普段から新しい取り組み・イベント事など積極的に取り組んでいる印象ですが、普段から意識されていることはありますか？

自分の性格が行動が早いというか、自分で何でもやってしまおう！という感じなので。良いな、やってみたいな、と思った事に関しては、スイーツのカテゴリーにとらわれずに新しいことをどんどん取り組んではいます。

外から来た人間だからこそ、いろいろな所にアンテナを張り、フラットな目線で見ることが出来ると思っているので、薩摩川内市にもこんなに新しい、斬新なものがあるぞ！と街の人に思ってもらえるような商品づくりや活動を意識しているとは思います。

今までの人生で一番影響を受けた方はいらっしゃいますか？

間違いなく父親ですね。小さい頃は、朝から夜まで働きづめで近づけない印象が強かったですが、鹿児島に来て一緒に仕事をするようになって関係性が変わったといいますか。父であり、上司であり、先生であり…立ち振舞いや社員に対する教育など、かなり影響を受けたと思います。一言でいうとカリスマ性があって凄い人、という存在ですね。

うちのお店の商品の一つに「アルカザール」がありますが、父のスペシャリティーでして。初めて食べた時にはあまりの美味しさに衝撃を受けたのを覚えています。今でも婚礼等で重宝される看板商品です。

「人が楽しい時にかかわれる仕事だからこそ、美味しいものを作ろう。」父の受け売りの言葉ですが、印象深い言葉で頭に残っていますね。

薩摩川内市に対する想いや、これから力を入れていきたい取り組み等はありますか？

薩摩川内市はたくさん良いものがあるけど、なかなか表に出ない。農産物にしても、その他にしてもですけれど。

それを一番にアピール出来るのが私達を始めとする加工業・小売業だと思うんですよね。お店でも地元の農家さんと交流を深めて、金柑やトマト、ブルーベリーなどを積極的に商品に取り入れています。

ちょっと面白いものだと、まだ話の段階ですが、漁業関係の方から相談を受けた増えすぎたウニをパウダーにして商品化出来ないか企画したり…。

そうした取り組みの中で地元の子ども達が薩摩川内市を好きになって、街に残りたいと思ってもらえるような活動を市や街の方と協力しながら臨機応変にしていけたらと思っています。

あとがき

様々な事にチャレンジされ、新しくて良いものを取り入れつつも、毎日同じ味を変えずに作る事の大切さも語ってくれた畑義康さん。スタッフの方からのお話の中では、「毎日元気で明るく、居るだけで場が明るくなる」「様々な事にチャレンジさせてくれて、否定的でなく色々と取り組める環境を作ってくれる」など、お店全体に畑さんの理念、精神が行き渡っていました。

お話の中で聞かせていただいたラグビー経験の中から生まれた座右の銘、「ONE FOR ALL，ALL FOR ONE」。

一人はみんなのために、みんなは一人のために…そんな想いを現実に変えるその行動力に脱帽です。

インタビューにご協力頂いた畑義康さんはじめ、有限会社ル プレジールの方々、誠にありがとうございました！